第5章 火災に備える
2 火災の予防
(1) 台所の注意
   ガスこんろの上に棚をつくらない。棚があっても、燃えるような物を置かない。
 ガス台のまわりに燃えやすい物を置かない。食用油は、低い位置、安全な場所に置く。
 油料理のときは、火のそばを離れない。
 炊事中台所から離れるときは、火を消してから。
 ガス器具の種火はつけっぱなしにしない。
 トースターなどの電熱器具を使わないときはプラグを抜いておく。
裸火を使わない調理器具(IHヒーター)への交換も考えましょう

(2) 暖房器具の注意
 人の動きのじゃまにならない位置に置く。
 障子、ふすま、カーテンなどからは離して置く。
 耐震自動火災装置の作動を、時々確認する(綿ぼこりをまめに掃除する)。
 給油後、ふたのしまりを確認する。
 暖房以外の用途に使用しない。(洗濯物を上につったり、吹き出し口近くに置いたり、じかに乗せて乾かすなどしない。)
裸火を使わない暖房器具(電気カーペット等)への交換も考えましょう。

(3) その他の火気の注意
 アイロン、ドライヤーはコンセントにつぎっぱなしにしておかない。
 タバコの吸いかけを灰皿のふちやテーブルのかどに置かない。
 仏壇のろうそくや、線香は火をつけたままにしない。離れるときは消す。
 蚊取り線香は、安全な器具を使い、安全な場所に置きます。
(4) 消火の備え
 消火器を火元から少し離れたところに、取り出しやすいように用意しておく。
 消火器具は、障害に合わせ使いやすいスプレー式消火器なども用意します。
 ふろの湯は、すぐに捨てないで残しておく。バケツも最低2個は用意しておく。
 (三角バケツも便利で有効な用具ですので、備えておきます。)